「失礼しまーす。」
大部屋に入ると、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
三人の患者さんが、何かの話で盛り上がってる。
「ねぇ、紺野さんは杉町先生と成海先生、どっちのファン?」
一人の患者さんに声をかけられた。
「えっ?」
「私は杉町先生! 優しいし、爽やかだし、丁寧だし。」
私の返事も聞かずに、その患者さんは話し続ける。
「あら! 成海先生もクールで素敵よ! ちゃんと話は聞いてくれるし、傷跡も残らないようにしてくれたし。」
「でも成海先生ちょっと怖くない? あんまり笑わないしー。」
「そんな事ないよー! たまに見せる笑顔がいいんじゃない!」
「成海先生の肩幅の広さ、イイ!」
「杉町先生の手、きれいよ〜」
…ここもか…
私に話しかけた事など忘れて、また三人で盛り上がってる。
ここはナースだけじゃなかった。
患者さんも、女の園だった…
大部屋に入ると、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
三人の患者さんが、何かの話で盛り上がってる。
「ねぇ、紺野さんは杉町先生と成海先生、どっちのファン?」
一人の患者さんに声をかけられた。
「えっ?」
「私は杉町先生! 優しいし、爽やかだし、丁寧だし。」
私の返事も聞かずに、その患者さんは話し続ける。
「あら! 成海先生もクールで素敵よ! ちゃんと話は聞いてくれるし、傷跡も残らないようにしてくれたし。」
「でも成海先生ちょっと怖くない? あんまり笑わないしー。」
「そんな事ないよー! たまに見せる笑顔がいいんじゃない!」
「成海先生の肩幅の広さ、イイ!」
「杉町先生の手、きれいよ〜」
…ここもか…
私に話しかけた事など忘れて、また三人で盛り上がってる。
ここはナースだけじゃなかった。
患者さんも、女の園だった…