不安は…
やっぱり的中した。
私は、ゆっくりと彼を見た。
「明日正式に発表なんだけど。
その前に、お前には言っておこうと思って。」
「どこに… 行くの?」
声が、震えてしまう。
隼人が言った病院は、ここから車で5時間程かかる場所にあった。
「それに… 俺の変わりの医者は来ない。原口先生と杉町の二人で、やっていく。
だから… 産科は休診する事になった。」
「休診…」
私は、茫然と呟いた。
出産は、昼夜問わずにやってくる。
昼に外来やオペをやり、夜中の出産にも立ち合う。
それを二人のドクターでやるのは、確かに厳しすぎる。
「じゃあ… 私達、もう赤ちゃんとりあげる事、出来ないんだ…」
体の力が、一気に抜けていく…
やっぱり的中した。
私は、ゆっくりと彼を見た。
「明日正式に発表なんだけど。
その前に、お前には言っておこうと思って。」
「どこに… 行くの?」
声が、震えてしまう。
隼人が言った病院は、ここから車で5時間程かかる場所にあった。
「それに… 俺の変わりの医者は来ない。原口先生と杉町の二人で、やっていく。
だから… 産科は休診する事になった。」
「休診…」
私は、茫然と呟いた。
出産は、昼夜問わずにやってくる。
昼に外来やオペをやり、夜中の出産にも立ち合う。
それを二人のドクターでやるのは、確かに厳しすぎる。
「じゃあ… 私達、もう赤ちゃんとりあげる事、出来ないんだ…」
体の力が、一気に抜けていく…


