拓馬は唖然とする。

拓馬だけじゃない。

沖田やみんなも驚いていた。

紫音は目に涙を溜めながら続ける。

紫「拓馬は知らないけど、沖田だけじゃない…近藤さんや土方さん、斎藤、平助、永倉、原田…みんな…現代でのことを忘れているんだ…」

まさか自分まで出てくるとは思っていなかったのか、ざわつき始めるみんな。

紫音はこぼれそうな涙を拭いて、みんなのこと…自分の過去を話すと決めた。