キィィィン …キィィィン…

何処かで共鳴するように聞こえる音。

沖田は無意識にその音がする方へ走り出した。

土方も驚いて沖田の後を追う。

土「おい、どこに行くんだよ!?」

沖田は答えずただ走る。

そして、聞こえなくなったかと思えばそこには人が二人倒れていた。

一人は着物と袴を着て、黒の長髪を上でまとめている。

もう一人は見たことがない…いや、何処かで見たことがあるような不思議な格好をして、少し茶色がかった短髪だった。