沖「そういえば、刀ってあるの?紫鬼って使える?」

そのことだった。

沖田だけでなく、刀の説明を聞いた人は紫鬼と紫炎は妖怪用としか聞いていない。

だから今更ながらに心配になったのだ。

紫音は薄く笑って頷く。

紫「平気だ。力さえ使わなければ普通の刀だ。…それに、夜はいつ妖怪が出てくるかわからない。すぐに対処するのに必要だ。」