葉桜の頃






返事に困っている私に気づいた彼は、慌てて、



「あ、いや、急だし、無理ならいいんだ。また今度大学に持ってきてもいいし。」



と付け足した。



「…今日は、やめとくね。ごめん。」



勇気のない私はそう言ってしまった。でも…約束が欲しかった。また彼と会って話したい。偶然じゃなく、約束が。



「本当に大学まで持ってきてもらってもいいの?私、やっぱり凱斗くんの写真見てみたい。」