今日は未奈が地球に行く日。
私はその見送りに行く途中。
拓真と和哉もいる。2人とも私より前から未奈から聞かされてたみたい。
「拓真!今日はちゃんといいなよ?」
「な…何をだよ!」
拓真は実は未奈の事が好き。両思いなのに2人とも引っ込み思案だから告白しなかった。
「もうついたよ。ふぁ〜」
「こんな時まで眠たそうにしないでよ!」
そして私たちはクローン輸送機出発場所まできた。
「未奈!未奈!未奈ーーーー!!」
「花梨!そんな叫ばなくても聞こえるよ!」
「えへへ」
私たちは思い出を語りあった。未奈は泣き笑い。私は泣きそうになりながら我慢した。未奈が1番泣きたいと思うから。
「そろそろ出発しまーす。」
「未奈…私たちは忘れない。絶対に!」
「花梨!うちも…忘れない!」
「未奈ーーーー!!俺は…俺は…ずっと未奈が好きだーーーー!」
やっと告白出来た拓真。
「うちもーー!ずっと好き!」
拓真の顔が一気に真っ赤になる。
私は心の中で
拓真!頑張ったね!未奈!ずっと好きでいてあげてね!
「未奈!俺の眠気はお前との証だ!」
「え?う、うん!(笑)」
「和哉!それ意味わかんないよ!(笑)」
「え?俺はわかる!」
この時皆涙でボロボロだった。
そして未奈がクローン輸送機に乗った。
「花梨!またね!」
クローン輸送機に乗ったはずの未奈の声が聞こえた。
「未奈!またね!」
「お前なに1人で喋ってるんだ?」
「未奈の声が聞こえたの。」
「そうか。」
これが私の幻聴たどしても、未奈は
"またね"を選んだと思う。さようならとかバイバイとか次がない言葉より、次また会おう!そっちが私たちにはピッタリだから。