これ全部、君に誓うから。 消えて欲しくない、隣に居て。 まだ、一緒にいよう。隣に居て。 ・・・・・・もっと、夏樹って、呼んでよ。 「陽斗、愛してる・・・・・・愛してたよ。 心から、ホンマに・・・・・・大好きやった」 そう、わたしは笑いながら言った。 でも、そんな叶わない言葉、わたしには言えない。 「好き」って、それだけは君に、届いたかな。 君は、わたしに微かな口付けを残し、海に消えた。 ホントにホンマに、大好きだったよ。 陽斗――――・・・・・・