嘘だと、言って欲しかった。 目の前で微笑む、夕日に陽炎のように立つ君に。 「そんなん、絶対嘘やって。 ・・・・・・冗談やんか」 嘘だって。 ただの、いつもの悪ふざけだった。 ・・・・・・言って、欲しかった。