欲望と渇望に満ちたミモザの視線『ふん。』と一括するとイザベラ皇女様は踵を返す。



「わたくしはわたくしの道を行くまでだ。」



それは何を意味するのか。それは彼女にしか分からぬこと。しかし王室に居る者はいつもの唯我独尊で勝手気儘だと思ったのか追及する事はなかった。


しかし誰も知らなかった。皇女様の金の瞳が鋭く光った事を。誰も知らない処で物語は加速していくのです。そして着々と崩壊の足音も――――――…。