とある大国の第二皇女様は花と民を愛する心優しき少女。よく城下に下りては噴水広場にて歌を披露している皇女。民や兵士からは“歌姫”と愛されていた。


真っ白の髪に純白のドレス。第一皇女を“青の悪魔”と呼ぶなら第二皇女様は“白き天使”と呼ばれるのだろう。


人の醜さを知らずや薄汚れた感情には無縁。温かく華やかな環境で育ち人々の寵愛を受けてきた少女の名をキャロライン( Caroline )

それが第二皇女様の名だ。