マーブル色の太陽


確かに『声』の言うとおりだった。

そう言えば2人でベッドに腰掛けている時も、何度もあかねさんの太ももが僕の太ももに当たったし、何かおもしろいことがあると、背中をバンバンと叩かれた。


『勘違いすんなよ。まだ好ましく思ってるわけじゃない。他の人間より少しだけ近いってことだ』


それだけ言うと『声』は消えた。