結果としては、僕がやってしまったんだろう。 それに関しては謝らなければならない。 ただ、僕にはその瞬間の記憶がない。 これだけ、ある意味、酷い行為を重ねていると、そのことに対する言い訳と、辻褄を合わせる自信がなかった。 でも、これ以上、坂木たちに隙を見せるわけにはいかない。 無理矢理与えられた仕事とはいえ、そつなくこなさなければならない。