僕は歩きながら考える。 パソコンの画面、そこには、明らかにあかねさんに対する罪が記載されていた。 つまり、あかねさんは犯罪者ということになる。 いつからなんだろう。 僕に優しくしてくれた、あの時、すでに犯罪に手を染めていたんだろうか。 信じたくなかった。 だけど、事実を受け入れることを拒否しながらも、頭のどこかでは、冷静に分析を始めていた。