「ごめんな……」 「理由もなくあやまんないで」 「まあ……そう……だけどさ」 「いいや。みどりって呼んでくれたし。これからも『みどり』言えよ」 「はい……」 機嫌を直し、今日買ったものを子供のようにテーブルの上に並べ始めるみどりを見ながら、さっきのことを考えていた。