僕はシャツのボタンを留めながら、画面を見続ける。

だが、しばらく待ってみても、画面に変化はなかった。

これ以上、みどりを待たせるわけには行かない。

僕がそう思い、動画を終了させようとした時だった。



画面に変化が起きる。

揺れは更にひどくなり、画面の中に人が現れた。

下着姿の女性。

背は高く、可哀想なほどに痩せている。

左手で胸元を、右手は股間へ。

隠そうとしているのか、体を小さく縮こまらせようとしていた。