マーブル色の太陽


放課後。

僕は足早に家に帰っていた。

走ってはいけない。

目立ってはいけない。

どこで坂木たちが待ち伏せしているかわからないからだ。

覚悟は出来ているものの、誰もいない場所はまずい。

せめて、事を大きく出来る舞台で対決したい。

迷惑をかけたくない人はいるものの、これを、ただ闇に葬り、沈静化させることだけは、許せなかった。

それ相応の罰は受けてもらう。