靴を上履きに履き替え、いつものようにスニーカーをビニール袋に入れてバッグにしまう。 毎日のことだが、この作業をするたびに心がチリッと擦り切れる。 何気なくみどりの靴を探す。 あんなことをしてしまった後だ、学校に来ないことも十分考えられた。 だけど、みどりはちゃんと来ていた。 僕はほっとしながら教室へと急いだ。