「も、森山さん……ご、ごめんね……」 僕はドアの所で座り込み、呆然と、溶けたアイスを見ているみどりに話しかけた。 だけど、もう僕とは話したくないのだろう。 みどりからの返事はなかった。 遠い場所からの音のように、父親たちの談笑の声が聞こえる。 どうやらさっきの騒動は聞こえなかったらしい。 だけど、すぐに伝わるはずだ。 その時、僕の家とみどりの家の関係はどうなってしまうんだろう。 もう、終わりかもしれない。