お盆を受け取る。 母親が行ってしまうと、そこには、にこにこと微笑むみどりと僕だけが残された。 仕方がないので、ベッドの上のバッグを机の上に移動させ、みどりをそこに座らせる。 僕は床に座った。 「ふ〜ん……あんまり変わってないね」 「うん? そうかな?」