*正しい姉弟の切愛事情*




病院を出て、夜空の下を並んで歩く。

端正な顔が私を見下ろして、幸せそうに微笑んだ。






――ようやくはっきりした。
 



自分の道を歩き続ければ、いつか別の道とぶつかる。 
 




そこを歩いていたあなたが、



結ばれるべき相手なのだと――