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昼食を買いに行く生徒たちが購買に向かって走った後、廊下は閑散とする。
 

強い日差しが届かない片隅で、私は石川君と対峙した。

付き合いを解消したいという意味での「別れたい」を、きちんと伝えるために。


背が高く細身の石川君。

いつもは感じない圧迫感を覚えるのは、私に負い目があるからかもしれない。


「ごめんなさい」 


頭を下げると、溜息が聞こえた。


「本気、だったんだ……?」


目を細め、石川君は私を見つめる。


「このあいだの……帰り道の話。いきなり、過ぎたから、つい……流しちまったけど」
 

途切れ途切れの言葉で、あの日石川君がわざと分かれ道の話にすり替えたのだと気付いた。

私が別れを切り出そうとしたことを、石川君はちゃんと分かってたんだ。