私は最強ビンボー女!

あぁ、なんだろう、私。


私、なんでか、泣きそうかもしれない。












「――へぇ、来たんだ。」



唐突に。

前方に人の気配がした。



この声は。





「哉・・・・・・さっきぶり。」


さっきの心の揺らぎを、シャットアウトする。



濃い翳りをもつ哉の瞳を、真っ直ぐ見据えた。


哉、やっぱり、やっぱりあなたは。



「おー!青菜、さっきぶり~」




そうやって、へらへら笑うんだね。





「あーれぇ?小野家の双子がお揃いでー。

アハハ、緋月ちゃんだいじょーぶ?

よく歩けるねぇ。エライエライ。さっすが小野家次期当主。」


「・・・ざけんなっ!!!」