「・・・そういうことじゃなくて・・・」

「翼、ぐだぐだうっさい。青菜様は最強!これ絶対!!」



「はっ。女が最強?ありえねぇ。」

女嫌い君が馬鹿にするような視線で私を見下ろす。



むっかぁ~~~~~~~~~!!!!!!!




青菜様をなめやがって!!



「女嫌い君!あんたの名前は?」


「は?なんでお前なんかに・・・」


「早く言えや。逝きたいのか?あ゛?」



「・・・・・彼方(カナタ)。さっき律(リツ)が言ってたろ。」


「律?」


「白狼副総長。黒い笑みを浮かべる灰色の髪の男。」



・・・・・あぁ・・・あの人ね。

そういえば言ってたね、名前。



「で?なんだよ?名前は教えたぞ。」


「うん。では、彼方君。私はあなたを殴りたいんだが、その前に聞いときたいことがある。」



「殴るの前提かよ。っつーか答えねぇし。俺に話しかけてくんな。キモい。」




・・・うん。

殺すの決定★