私は最強ビンボー女!

「お前は副総長だろう?で、総長は――横江哉。」



さらりと言えば、金髪長身男は警戒するように私を見つめた。





「本当に、どこまで知っているんだ?」


「それは当たっている、ということでいいんだな。」


「・・・チッ」



あ、舌打ちもらっちゃった。

うぅ、地味に傷つくー。



「つまり、お前がさっき言った言葉には信憑性はなかったということか?」


「そうだ。」


「くそっ。まさか墓穴掘るとは・・・。

けど、じゃあなんでそんなこと思っただよ?狩人サンは。」


「あぁ、直感だ。」


「・・・・・・・・・・・・は?」




ポカンと口を開けたまま固まる男。


あぁ、馬鹿っぽく見える。カワイソウに。




「ちょっ、かん・・・?」


「そうだ。何だ?何か問題でもあるのか?」


「・・・・・・直感で分かるかよ、普通。

というかソレ、直感で口に出すやつがあるかよ。」


「あぁ、ハッキリ言って私は普通ではないからな。」