あの頃泣いていた陽は、自分を見てくれる人を見つけたんだ。
たぶん、強くなったんだ。
だから―――思いっきり抵抗してるんだ。
抵抗は弱者のするものだと言われていても、続けたんだ。
そうか、そうか・・・・・・。
子犬クンは大型犬に成長したんだね・・・。
しみじみと、我が子の成長を微笑ましく思う母親のような気分になった。
「青菜様。これで変なところはないですよね?」
「うん!バッチリ!」
ナァちゃんの問いかけに、私は親指を立てて返事をした。
ナァちゃんはあたしの返事を聞き終えると、葉月の方に顔を向けた。
とても真剣な表情で。
「それで、なぜ藤原家当主があたしを暗殺しようとのか、分かりますか?」
「はい。暗殺理由は聞いてます。
あなたが、藤原家の次期当主の周りを嗅ぎまわっていて不愉快だからと。」
「・・・・・・あー・・・やっぱりかぁ。」
葉月の答えに、ナァちゃんが苦笑をもらした。
「ただのあたしの興味なんだけどなぁ。
やっぱそう捉えちゃうか。
岸田家が藤原家の影の部分を暴こうとしている、と。」
ナァちゃんはあっさりと納得している。
たぶん、強くなったんだ。
だから―――思いっきり抵抗してるんだ。
抵抗は弱者のするものだと言われていても、続けたんだ。
そうか、そうか・・・・・・。
子犬クンは大型犬に成長したんだね・・・。
しみじみと、我が子の成長を微笑ましく思う母親のような気分になった。
「青菜様。これで変なところはないですよね?」
「うん!バッチリ!」
ナァちゃんの問いかけに、私は親指を立てて返事をした。
ナァちゃんはあたしの返事を聞き終えると、葉月の方に顔を向けた。
とても真剣な表情で。
「それで、なぜ藤原家当主があたしを暗殺しようとのか、分かりますか?」
「はい。暗殺理由は聞いてます。
あなたが、藤原家の次期当主の周りを嗅ぎまわっていて不愉快だからと。」
「・・・・・・あー・・・やっぱりかぁ。」
葉月の答えに、ナァちゃんが苦笑をもらした。
「ただのあたしの興味なんだけどなぁ。
やっぱそう捉えちゃうか。
岸田家が藤原家の影の部分を暴こうとしている、と。」
ナァちゃんはあっさりと納得している。



