私は最強ビンボー女!

そう結論付けるが早いか、私は脱兎のごとく駆け出した。



だけど、意外にも杞憂さんは追ってこなかった。


変わりに、後ろから叫んだ。




「青ー!

まだ残りのテストがあるから、今は見逃してあげるけど・・・・・・



残りのテストの点次第で、お仕置き実行するからねー♪」








・・・・・・・・・・・・ま、マジか・・・


じゃあ、お勉強しなきゃっ!!!




私は切実にそう思ったのだった。







―――けれど。




やはり神は非情らしく。







寮の自分の部屋に戻れば、そこには――




なぜか、葉月と緋月ちゃんが正座をして私を待っていた。