私は最強ビンボー女!

一気に勢いで言った私は、はぁはぁと息を弾ませて日岡さんを睨んだ。


けれども日岡さんは私の睨みをなんともせずに、胸を撫で下ろしていた。



「起きてたか・・・ハァ・・・良かった・・・・・・。」


どんだけ私を運ぶのが嫌なんだよ。

なんかちょっとショックだぞ。




「ハハハ。さすがの青菜でも、寝ませんよ。

だってまだ・・・お仕置きが終わってませんから★」



あっれぇー

杞憂さん、お顔がこっわぁーい。


てか、私やっばぁーい。

当初の目的忘れてたぁー。



まったく、お茶目さんだな、私は☆テヘッ☆







・・・・・・・・・とりあえず。


日岡さんが腕を離してくれている今こそがチャンス。







葉月のことは、今は全く分からないし、今のところ私には何も出来ないから・・・

考えるのは、やめだ。




それより今は。


逃げるのだっ!!!!!!