あは★
ヤバイ、死刑宣告受けちゃった★


ココはとりあえず――


「どっちでもありませんさよーならっ!!!」


――逃走だね!!!


私は鞄をひっつかみ、ひょいっと窓を乗り越え、ダッシュ!!!

というか、それ以外に道はない!!!



―――しかし・・・


神は非情であった。



「青菜。葉月は、どこにいる?」





なんでだ・・・。

なんであと数メートルで校門通過!!!ってとこで、日岡さんに捕獲されるんだ・・・



そう。


なぜかなぜか日岡さんが学園内に入っててー

なぜかなぜか葉月探しててー

なぜかなぜか私の制服の襟を引っ付かんでてー

なぜかなぜか杞憂さんが追いついきてー


ピーンチッ!!!!!!



倉本青菜ならぬ、橋本青、一世一代の大ピンチっ!!!

なんで日岡さんがいて私を捕まえるんだよぉー!?


なんて心の中で喚くも、すでに杞憂大魔王のブラックスマイル★は私の目の前に。


・・・・・・・・・終わったね。色々な意味で。