―――ドカッ!!!!!! 痛みは感じず、代わりに、何かが何かを蹴る音が聞こえた。 ・・・・・・・・・・・へ? おそるおそる目を開いた私は、目の前の光景に、唖然とした。 え?あれ?なんでっ―― 「無茶しすぎだ。少しは頼れ。・・・大丈夫か?」 白いメッシュの入った黒髪の男が、不機嫌に言う。 「ホント。困ったお姫様だぜ。大丈夫かよ?」 鮮やかな赤い髪の男が、冗談っぽく言う。 ・・・・・・なんで――― ――陽と翼がいんの!?