―――翌日。 朝っぱらから私、倉本青菜は怒っていた。 「はあー!?前のお金酒に使った!?」 なんたること!!! 「だって~お酒大好きなんだもん!許してー☆」 こんの糞親父っ!!! 「だれが許すかボケェー!!!」 私は親父を背負い投げした。 ドッシーン! けっこう響いたな・・・ 「うううっ・・・ヒッドイ、青菜ちゃん・・・」 誰がヒドイだっ!!! 「私、学校行くわ。じゃ。」 私はひらっと手を振り、さっさと家から出た。 ・・・ああー・・・ 生活費ーっ!!! 心の中で、嘆きながら。