私は最強ビンボー女!

奥の座敷に入れば。


・・・・・・なぜか皆してお茶をすすっていた。


「朔、今回のことに手抜かりはないかの?」


「ないですよ。まぁ、後は青菜次第でしょうね。」

ケラッと笑った日岡さん。


「あのー。私ここにいますけどー」


「知ってる。たきつけておるのじゃよ。」


「・・・・・・それ、言っちゃう?」


言っちゃ、たきつけられないよ、普通。


「ま。青菜がどう足掻いたって無駄だから、たきつけてみたのじゃが・・・別に変わらんか。」


「何ソレ。ムカつく。」


私はずかずかと3人が正座している丸テーブルに近づく。


そして、3人を見下ろした。

仁王立ちで、睨みながら。


「変わるよ、絶対。っつーか、変えてみせる。

絶対、殺させたりなんかしないんだから。」


日岡さんは興味無さそうにあくびをして、葉月は冷めた視線を私に送った。

そして、糞ババァは、私の瞳を真っ直ぐに見つめた。



「・・・覚悟はあるのか?」


数秒の沈黙の後、出し抜けに糞ババァはそう問うてきた。



「かくご?」


「そうじゃ。守る覚悟はできておるのかと聞いておる。

犠牲になってもよいと、覚悟を決めておるのかと聞いておる。