つっても、健一さんもヒドイよなぁ。


おもいっきし例外の私が、ここにいるのにさ。




まぁ、私は"仕事"だからね・・・。





「・・・・・・じゃあ、探してくれますか?」

ポツリと呟いた緋月ちゃん。



さっきまでとは打って変わって、ギッと健一さんを睨みつける。




「夜中、歩いちゃいけないんなら、代わりに探してくださいよ!

"ハヅキ"をっ・・・・・・!!!」







・・・・・・・・・・・・・え・・・。



ハヅキ?


って、葉月?



えぇっ!?




あまりのことに、目を見開いたけど、すぐに思いなおした。


私の知ってる葉月のことかは、解んないじゃん。

というか、たぶん、違うでしょ・・・。


世界はそんなに狭くはない・・・はず。



そう納得させてると、健一さんは、ボソッと言った。