私は最強ビンボー女!

「直球だね。でも、なんとなく、予想はしているんじゃない?」


「白狼と紅狼・・・ですか?」



葉月はポーカーフェイスを崩さず、あっさりと言った。


優男さんは、微笑を浮かべながら・・・・・頷いた。



「そう。俺ら、暴走族でさ。白狼と紅狼、調子のってるから、ちょっと、ね?」




・・・・・・・ちょっとって、何?


不穏なものを感じたんだけど・・・。




「やっぱり、か。で?俺ら・・・というより、青は囮か?」


「違うよ」


「「は?」」



あ、葉月とハモった。

めずらしい。




「囮じゃないとすれば・・・どうするつもりだ?」


葉月は首をかしげながら聞く。


「ん?仲間になってもらおうかなー・・・ってね。」


「「は?」」



あ、また葉月とハモった。


っつーか・・・『仲間になってもらおうかなー』!?