私は最強ビンボー女!

叫んだ私に、葉月が蹴りを入れてきた。




「何をする!!!」


「うるさい。静かにしろ。」




・・・・・・葉月、なんか黒いオーラがだだ漏れてる。



怖いので、とりあえず口を噤むことにした。





――にしたって。



この状況はヤバイ。


狩人ができない、ということなんだから。



狩人ができない=収入が無い=金が無い=生活できない


という方程式が私の脳内で完成された。




・・・・・・・確実にヤバイ。


今は初夏。

これから本格的に夏が始まる。


冷房がなくては辛いだろうし、何より食料が必要だ。




毎夜朝霧家に行って、狩人ができなければ、

さすがの私も大変なことになるのは、間違いない。