私は最強ビンボー女!

「情けなくない。情けなくなんかないよ。」


ハッキリとした口調だった。



俺は、顔を上げる。




青菜の、真剣な真っ直ぐな光を放つ瞳と、視線がぶつかる。






「情けなくないけど、翼は馬鹿だ。

もの凄く馬鹿だ。」




苛立ったように言う青菜。




「どうして分からないの!?気付いてあげられないの!?」




「なに、を・・・?」





話が、見えない・・・・・・。








「あんたのお母さんのこと!!!

それに、今のあんたの仲間のこともだよ!!!」