私は最強ビンボー女!

「お前ら対立してんじゃなかっ・・・・」

グラッ・・・・・



体が傾く。

私はとっさに壁に手をついて、体を支えた。




「あっぶねー・・・」


『大丈夫!?』


この場にいる全員の声がハモった。


全員ハモるって・・・

奇跡じゃないっ!?



「大丈夫・・・ちょっと目まいがしただけ・・・・・」


「疲れてんのか?」


陽が心配そうに、私の傍に来る。




「疲れてるけど・・・それより、寝不足なんだと思う。」


昨日は狩りまくって全然寝てないし・・・

その前は糞親父が逃走して、寝られなかったし・・・

その前は、普通に狩人として狩ってて・・・

その前も、その前も、狩人でとして狩ってて・・・



って、あれ?



「この一週間、一日もまともに寝た日がない・・・」



私、よく頑張ってたなぁ・・・