「おい~、嵐…体育ダルくね?サボろーぜ」 「そ…だな」 今日、あたしは……嵐と入れ替わって、荻高に潜入している。 朝、虎ちゃんにカミングアウトしようと思ったものの、全然気がついてる風じゃない。 やっぱりあたしだって気づいてないの? 面白いから、このまま黙ってよーと思う。 虎ちゃんとふたりでやってきたのは、ちょうど授業がなくて、誰も使っていない音楽室。 「俺、コッチで寝てる」 そう言いのこして、虎ちゃんは床にゴロンと横たわった。