「あのさ、昨日のことなんだけど……」 ファーストフード店に入り席に着くと、ナオくんはすぐに話を切り出した。 ナオくんがあたしを呼び出した理由……。 昨日のことだろうということは大体予想がついていた。 「何となく察したかもしれないけど……瑞穂は……星哉の元カノなんだ」 「そっか……」 やっぱり。 予想通りの言葉のはずなのに、『元カノ』という言葉が胸にずしっとのしかかる。