「やっぱり星哉だ……」 ヘルメッドをとって頭を軽く振った星哉。 そんな一連の動きすらかっこよくて、胸がキュンっとする。 って、そんなこと考えてる場合じゃなかった。 店に手袋を忘れていないか、星哉に聞いてみよう。 星哉が店に入る前に呼び止めようと、足を踏み出した瞬間、 「……――星哉!!!」 その声と同時に、誰かが星哉に駆け寄った。