おいでよ、嘘つきさん。


「どうも、お久しぶり」


メリアは、魅力的に微笑みアルストロの目の前に座りました。


アルストロは少し驚いた様子でメリアを見つめます。

「まさか、アルストロとこんな所で再会できるだなんて」


メリアは、慣れた様子でアルストロに話し掛けます。

「今日は仕事は、お休みなの?」


一方的にメリアはアルストロに話し掛けます。

しかし、アルストロは少し困ったように微笑み照れている様子。


そんなアルストロに、メリアは更に燃えてしまうのです。


「ねぇ、アルストロ。何を見てたの?窓の外ばかり見てたけど?」


アルストロはやっと口を開きます。


「ああ。海だよ。私は海が好きなんだ。ここから見る海が1番美しく見えるから」


メリアは窓の外に目をやります。


一面に広がる、コバルトブルーの海、白い砂浜は眩しい太陽の光りに反射しキラキラと光って見えます。

確かに綺麗です。

しかし、メリアからしたら見慣れた景色。

この国なら、一年中見れる景色です。


「ふふ、確かに素敵ね。でも、海なら何処でも見れるわよ」


メリアは悪戯に笑い答えました。

アルストロも、照れながら笑っています。