そんなことを思ってるいると、急に眠気が襲ってきた。
ウトウトしてきて、
あたしは夢の中へと落ちていった。
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「かわ!愛川!」
誰かに呼ばれている気がして、眠たい目を開けた。
「うーん」
まだ眠たい目をこすると目の前には坂井。
「わっ!坂井⁈」
「おはよう愛川。しかし、よく寝たな」
あたし、いつの間にか寝てたんだ…
「そんなに寝てた?」
「あぁ、何しても全然起きねーの」
「そーなんだ…って何してもって何したの⁉」
気になって聞いてみるも、坂井は秘密としか口を開かなくて。
「もう!言ってもいいじゃん、減るもんじゃないし」
「減るのー。ってか、お腹空かないか?」
「空いてるけど…」
あれ…?
記憶をたどってみると、
「あっ!」
あたしたち、お腹が空いたから坂井ん家に来たんだ。
なのに…あたし
「寝ちゃったんだ!」
「どうした⁉」
坂井は、首を横に傾げていた。
「ご、ごめん。あたし寝ちゃったから」
あたしは気まずくて、小さい声で言った
「そーだよ。俺が着替えようとして立とうとしたら、愛川が俺の袖をぎゅーっと引っ張ってて、離してくれねーの」
「ごめんね?」
自分がとった行動に驚きながらも、そんなことをしていたと思うと、恥ずかしい気持ちでいっぱいになった。
「いーよ。」
でも、坂井はあたしに微笑んでくれて。
あっ!いーこと思いついた。