どうしたんだろ…?

「大丈夫か?顔色悪いぞ?」

そう聞いても愛川は大丈夫しか言わなくて…

でもその後も元に戻ることなく、顔色が悪くなっていって…

俺は、自分の中に焦りを感じはじめた。

「おい、ほんと大丈夫かよ?」

ってか、大丈夫なんかじゃないよな。

「ちょっと、座ろうぜ?飲み物持って来るから待ってて」

俺は愛川をソファーに座らせ、飲み物を取りに行こうとしたら、

「行かないで」と愛川に腕を引っ張られた。

「えっ?」

愛川の行動にびっくりした俺はじーっと愛川を見つめた。

それでも「行かないで」と叫ぶ愛川に、

「どこにも行かねーよ。お前から離れるわけないじゃん」

俺はソファーに座りながら、そう言うと愛川は安心したのか、俺に寄っかかってきた。

隣にいる愛川を見た瞬間、驚きを隠せなかった。


だって、そこには今にも消えそうな愛川の姿だったからーーーー……。