side春樹
バスから降りた俺は愛川を連れてある場所へと足を進めた。
今日は、まだ終わってないけど色んなことがあったな。
笑った愛川…
子供のようにはしゃぐ愛川…
泣いた愛川…
愛川の泣いてた姿を見ていたら、あいつはどんだけ我慢しているのか少しわかった気がした。
でも、チューリップ畑を見て、喜んでいる愛川を見てたら、連れてきて良かったと心の底から思った。
花畑には、いままで誰も連れてきたことなかった。
俺がいつも、一人になりたかった時にきていた。
花畑にいると、嫌なことも忘れることができたし、何より心が軽くなっていた。
だから、朝から暗い顔をしてた愛川を見ていたらそこに愛川を連れて行きたくなったんだ。
俺と同じように、心が少しでも軽くなって欲しくて……

