あふれるほどの愛を


ひとりうきうきしてる坂井にあたしは呆れはじめ、

「嬉しいのはわかったから、落ち着けば?」

さっきから、あっちこっち動いてて疲れないのかなぁ?

「だな。少し疲れたから休憩だな」

坂井は両手をうっーと伸ばした。

「お腹空いたー」

あっ、言っちゃった。

さっき、家に帰りたくないとか一人にしないでとか散々坂井にわがまま言ったのに。

ってか、坂井の方がお腹空いてるに決まってるじゃん!

あたしのバカ!

「そうか。俺も空いたから、行くか」

「行くかってどこに?」

「内緒。俺についてくれば分かるから」

?どこにいくんだろ…

行くぞと坂井はあたしの手をとって、チューリップの花畑を後にした。