あふれるほどの愛を


しばらく歩くと、周りは緑ばっかになって、自然あふれる場所になっていた。

「緑ばっかだね」

「そうだな。でもここじゃないからな。もう少しだから頑張れよ」

「うん…」

ってか、まだ手握られてるし。

離してくれないのかな?


「ココ。着いたよ」

目線を手から前に移すと、、、

「うわわわわわ――――」


キレイ。

目の前には何本あるのか分からないくらいのチューリップがあった。

まるでプロが撮った写真を見てるよう…

「キレイ…坂井よくこんなとこ知ってたね?」


「ああ、昔来てたから。ここに連れてきたの愛川が初めてなんだ」


「え?あたしなんかでよかったの?」


「うん。愛川がよかったの!!喜んでもらえてよかった」


「すごい嬉しい!!なんか暗い気持ちすっ飛んだかも」


「よかったーーちょっと座ろーぜ」

ほらと、言われてあたしは坂井の隣に座った。