あふれるほどの愛を




あれから、坂井君を見てから1週間が過ぎた。

もう彼には会っていない。

ってか、あたしには関係ないし………

笑顔に違和感を覚えていたのは事実だったけど、学年1の人気者だもん。

悩みの1つや2つあるに決まってる。

彼とは、話すことなんてないしね。

まあ、あたしには誰も必要なんてないんだから。




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担任の長い話が終わり、帰ろうとしたら、

「愛川さん。日誌書いてくれた??」

と、担任に声をかけてきた。

だけど、あたしは…

「は?」

「は?じゃない。愛川お前は今日から1週間週番だろ!」

「えっ?あたし早く帰りたいんだけど。」

「駄目だ。放課後残ってでも終わらせろ!後、これもよろしくな!」

と、笑顔で言って、担任は、教室から出て行ってしまった。

残されたのは、あたしと、日誌と何枚あるのか分からないほどの枚数のプリント。
あとホッチキス。

「最悪…………」

自分の机に、腰を下ろ
なんであたしがこんな目に…。

ったく、村田の奴。

あたしの担任は、村田瞬(ムラタシュン)。
体育の担当で、俗に言うと熱血教師っていう奴だ。