「まだー?」
「あと1分だけ!」
「さっきからそればっかじゃん!」
朝食を食べてから、部屋でゆっくりして今日の夕食の材料こ買い出しに今でかけるところ……
なんだけど、あたしのバックが見つからないっ!
「ねぇ、あたしのバック知らないー?」
「ここにあるけど」
玄関にいる愛華の元に行くとあたしの探し続けてたバックは愛華の肩に掛けられていた。
「探してたのってバック?優心がさっき髪いじってる時に持ってきといたの」
「そうだったんだ。ありがと」
「じゃ、行きますかっ!」
そういってあたしたちは歩いて近くのスーパーに行った。
「ひき肉に玉ねぎ、人参」
楽しそうに選んでる愛華。
今日はふたりとも好きなハンバーグに決めた。
「卵は家にあるから、これでよしっ!ねぇ、アイスも買お」
会計を済まして家に帰るとさっき買ったアイスを手に持ちクーラーのついてる部屋に入る。
「超涼しいー」
「まだまだ夏だよね」
ソファーにふたりして座る。
ふと思った。
隣に誰かがいるってすごい温かいんだね。
忘れてた。
いや、忘れようとしてた。
人の温かさなんて。
隣にいるだけで、心が温かくなる。
人って魔法みたい。

