「また今度撮ろうよ」
びっくりした。
もう撮れないと思ってたから。
「うん」
「今はまだ…2人遠慮してることがあるけど、いつか、前みたいな関係になれなら…そのときに撮ろ?それまでは我慢する」
なんで?
そう言おうとしてやめた。
愛華の気持ちもわかるから。
中途半端な気持ちじゃ…
気持ちが重なるその日まで我慢しよう。
我慢した分なんかあるかもしれないしね!
「うん」
「そんな顔しないでよ?うちは信じてるから。この世界には壊れたら元に戻らないものがたくさんあるけど、壊れる前よりもずっと…よくなることもあるってさ」
あたしの顔をまっすぐに見つめてる愛華の瞳には嘘は写ってなくて本気が伝わってきた。

