あふれるほどの愛を


「うち、優心とコイバナできる日楽しみに待ってるからね!」



「うん!」



いつか、その約束が叶える日がくればいいな。





愛華との帰り道ゲームセンターの前を通ったとき、仲良さそうに腕を組みながら出てきた女子高生の2人に目を奪われてしまった。





「昔さ、ゲーセンよく行ったよね」





学校帰りによくゲーセンに寄ってたんだ。



プリクラとったり、ゲームしたり…そんな何気無い時間が楽しくて。




特別な幸せな時間だったんだ。






「プリクラよく撮ったよね。変顔なんかしてさ」





あたし、今泣きそうな顔してる。





……絶対に…。




想い出が消えちゃうのがなによりも怖かったんだ。




あたしがずっと忘れられなかった楽しかった時間がなかったことにされちゃうことがすごくすごく…




……怖いんだ。